親子で湘南 その2(2)

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大島さんの投稿 続き…(前掲はこちら)

そして歳月が流れ、わが息子の高校受験の時期となりました。

まだ全県学区にはなっていませんでしたが、ずいぶんと受験の自由度は上がっており、母校の難易度は当時よりかなり上がっています。それでも息子(管理人注:84回生 巌さん)が何とか合格してくれたときは本当に嬉しかった!塾に行かせる費用も惜しんで付きっ切りで指導してくれた妻にただただ感謝です。

ギリギリ無理無理で入った私も、比較的余裕で入った息子も、入ってしまえば大体同じようなレベルになるのは湘南の校風でしょうか・・・。彼もまた私と同様に高校生活を大いに満喫し、私と同じ予備校、同じ大学・学部に進みました。

保護者として湘南高校に何度か足を運んで強く思ったのは、この学校は変わらないなあ、ということです。もちろん実際にさまざまなことが当時とは違うのでしょう。でも、トータルの雰囲気というか、生徒たちの様子とか、全く違和感がなく、自分の通っていた当時そのままのように思われたのです。

私は20年以上大学の教員をしており、教育現場といえども絶えざる変革が必要であると痛感しています。もちろんそれは、名門湘南高校といえど同じだと思います。でも、湘南のこの貴重な「変わらなさ」は是非大切にしてほしい。不易流行。うつろいゆく環境に適応しつつも、湘南の「らしさ」が継承されていくことを切に望みます。

今でも毎年夏に水泳部のOB会でプールサイドに参集するのが大いに楽しみです。母校愛は私の方が息子より少し強いかな?

(水泳部OB会 湘泳会 80周年誌より)

 

(湘泳会HPより 2018マスターズ水泳短水路大会 後列右から3人目が大島さん)

追記

2011年にお母様の小山明子さん、2017年に武さん。湘南高校PTA主催の講演会で多目的ホールに登壇いただいています。・・・こちらも「親子で湘南」です。