67歳 プロデビュー!

シェアする

6月22日(土) 湘友会総会懇親会で、校歌を披露して下さったこの方

45回生 大久保康明さん。

フランス語・フランス文学専攻の大学教員を長く勤めていらっしゃいます。

34歳の時、クラシックの声楽修行に目覚めます。そして100歳人生のちょうど3分の2、今年67歳を迎え、鮮烈なプロ宣言をされました。

2005年~2008年のライブから採られた曲を収めたCDです。

音楽評論家 後藤眞由美氏がこのCDに寄せた文章の中に、次のような一節があります。

彼の声は、他の歌手たちの声と違って響く個性を持っている。みずみずしくも同時にややくぐもった優しさをたたえていて、それはヨーロッパ風といってもよいものだ。(中略)情感を大事にし、かつさまざまな意味でのバランスに配慮した歌い回しということだが、スケールは別として、大久保さんはまずこのことに関心を寄せてそれぞれの曲をまとめている。大袈裟なところはまったくなく、おのずと清純な品格があらわれている…

そんな大久保さんの歌声はこちら

Yasuaki OKUBO ― Cardillo: Core’ngrato 大久保康明 ― カルディッロ: 「つれない心」 ( 「カタリ、カタリ」 )

大久保さん談

仕事上の関心は、16世紀フランスの随想作家モンテーニュです。彼にとっても、ものを書くこと自体が身体運動のようなものでした。私が声楽を通して自分の身体をもとに発見してきたことも、モンテーニュの営みと通ずるような気がしています。

100周年のお祭りの中で、ぜひ歌わせていただきたいなと思っています。