100周年に際し湘友会では、部活動の歴史を振り返り次の100年への襷をつなげていくために、「各部活動の記録をまとめて冊子として残す」ことを各部OB会へご提案しています。(→記事)
湘南100周年の今年、まずはラグビー部の冊子(創部70周年記念号)が完成しました。
ご担当の黒坂剛さん(61回生)からのメッセージです。
湘南高校ラグビー部OB・OG会である湘南ラグビークラブ(S.R.C)では、これまで5年ごとに会報誌を発刊しており、この度70周年記念誌(第14号)が完成しました。
毎年元旦には、100名を超すOB・OGが母校に集合し、OB戦や現役生激励会などを行ってきましたが、令和3年度については新型コロナウィルス対策のため、中止となってしまいました。
密集・接触の多いスポーツであるラグビーにとって、昨年から非常に厳しい環境に置かれましたが、2019年のワールドカップ日本開催にまつわる話や湘南高校100周年事業に呼応したこれまでの戦歴一覧など、70周年記念誌は多くの世代から寄稿をいただき、大容量版となっています。
ラグビー部は昭和26年に創設、OBがグラウンドづくりからそれこそゼロから始めた部活です。スパイクはおろかメンバーも揃わない状況で少しずつ起動し、昭和31年に初めて公式戦で勝利をしました。その後、昭和35年に初めて関東大会出場の機会を得ました。昭和40年代になると関東大会常連校となりましたが、昭和51年を最後に出場の機会を得ることができず、今日に至っています。
悲願の10回目の関東大会出場を願い、その後の各世代は切磋琢磨し、そして涙してきました。ラグビーはその時々のブームによって部員数は増減し、一時は単独チームができない時期もありましたが、ここ10年くらいは3年生となっても全国大会予選まで残って活動する程活発となり、83回生の栗原大介君のようにトップリーガーを輩出するまでに至りました。ワールドカップ日本開催の影響もあり多くの部員を抱える現役世代に改めて期待が集まっています。
令和2年元旦 集合写真